いよいよ正式発表されました「”お好きな1カ月間いつでも”JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン2017」。12月1日~登録受付が始まっています。
JALはANAよりマイルを貯めにくい反面、各種ステータス(上級会員)獲得のための「FLY ON ポイント(FOP)」を貯めやすい仕組みになっています。
その中でも驚異的な破壊力を持つこの「“お好きな1カ月間いつでも”JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン」。
2016年も行われていたのですが、引き続き2017年も実施されることになりました(ということは来年も継続される可能性がありますので、今年対象になっていない方も、来年はまず最低でもクリスタル会員は目指しておいてください)。
JAL FLY ON ポイント2倍キャンペーン概要
・ キャンペーン期間(搭乗対象日)
2017年4月1日(土)~2018年3月31日(土)
・キャンペーン登録期間
登録受付開始:2016年12月1日(木)~
※キャンペーン参加登録期間内に登録が必要です。
期間内に参加登録がない場合はキャンペーンの対象外となります。
※選択できる月は1つ。一度選択すると変更不可。複数の申し込みをした場合、最後の選択内容が優先。
・対象者
2016年1月~12月の搭乗実績で2017年度のFLY ON ステイタスを達成したJALマイレージバンク(JMB)会員
・対象路線
JALグループ国内線 全路線全便
※他社が運航するコードシェア便はJAL便名で搭乗時のみ対象。
ジェットスター・ジャパン(GK)が運航するコードシェア便は対象外。
・対象運賃
フライトマイル積算対象運賃(以下参照)
しかも、当キャンペーンと2017年12月31日まで実施している下記のキャンペーンがいずれも対象となる場合、重複適用となります。
・JALカード会員限定 初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン
・FLY ON ポイントプレゼントキャンペーン
本FLYONキャンペーンによるポイント計算方法
今回の「”お好きな1カ月間いつでも”JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン」では、一体どのくらいお得にFLY ON ポイントが貯まるのか?まずは以下の図を参照してください。
上記の図は、東京(羽田)-札幌(新千歳)線を大人普通運賃で搭乗の場合に貯まるシミュレーションですが、通常片道1420ポイント貯まるところを、本キャンペーンによって、2440ポイントもFLYONポイントが貯まる、ということをシミュレートしています。
そこで、この図だけですと、JALのアナウンスと同じになってしまいますので、当ブログでは今回のキャンペーンの特徴をこのシミュレーションから考察してみます。
ポイントは2点。
1)通常の国内線FLYONポイント換算率2倍×2倍がポイントとなる
JALでは通常時のFLYONポイント積算時に国内線だとフライトマイル×2倍のFLYONポイントが貯まる仕組みになっています。本キャンペーンではその2倍になったFLYONポイントがさらに2倍になる仕組みになっています。ここが本キャンペーンの破壊的な最大のメリットでしょう。
2)FLYONプレゼントキャンペーン部分は2倍にならない
前述しましたが、同時に開催されている「FLY ON ポイントプレゼントキャンペーン」分の400ポイントは×2倍にならないということです。これは少々残念な部分です。ですがこの400ポイントは元々キャンペーンポイントですから、しかたありません。
で、上記2点を鑑みてJGC修行をするにはどのような検討をすればよいでしょうか。
本FLYONキャンペーンを最大限活用するには?
JALでJGC修行をする場合、東京を拠点かつ国内線だと羽田-那覇線が主力路線となるでしょう。通常時のJGC修行のスタイルはこの路線を特便割引21のファーストクラスやクラスJで往復するというパターンが多いかと思います。
JALの主となるチケットの特徴は以下の通りです。
・普通運賃
最も高い運賃。変更や取消が自由で無料。マイルが最も貯まる運賃。
・特便割引
搭乗日のある程度前の日に締め切られる割引運賃(特割21なら21日前)。
・先得
搭乗日のかなり前(28日か45日前)に締め切られる割引運賃。
・株主優待割引
株主向けの運賃。普通運賃の50%引きで購入出来る運賃。
この中でJGC修行をする方がよく利用するのは、「特便割引」と「先得」。特に「特便割引」は、割引料金でありながらFLY ON ポイントプレゼントキャンペーンの400ポイントもプラスされるので、費用と搭乗回数のバランスが良いJGC修行スタイルを構築出来るチケットです。
一方、先得は特割よりも割安ですがFLY ONポイントプレゼントキャンペーンの400ポイントがもらえません。かつ、解約時には50%の手数料がかかります。
と言うことは、「特便割引」チケットと「先得」のチケットの差額で400ポイントを買うか?という視点になります。では、「特便割引」と「先得」、それぞれどのくらい運賃差があるのでしょうか?
ちなみに2017年1月18日(水)の羽田→那覇のフライト運賃(JAL901便)を比較してみます。
上記の運賃だと、「特便割引」と「先得」の間では3,000円の差があります。つまり、FLY ONポイントプレゼントキャンペーンの400ポイントをこの3,000円で買うか?という判断になります。
この時点でFLY ONポイントプレゼントキャンペーンの400ポイント分だけみるとFOP単価は7.5円。JGC修行僧の間ではFOP単価が10円を切ると優秀と判断している相場があるのですが、それからするとFOP7.5円は「買い」です。つまり、少々高くても「特便割引」を購入した方が効率よくFOPを貯められます。
しかし、「特便割引」と「先得」の差額が4,000円となるとFOP単価は10円ということになりますので、4,000円以内 の運賃設定日なら「特便割引」、4,000円以上なら「先得」を選択するという判断基準が見えてきます。
結局のところ、マイル2倍キャンペーン時にはどの運賃が効率的か?
先ほどは、FLY ONポイントプレゼントキャンペーンの400ポイント分について考察してみました。次は「で、結局のところ、どの運賃が効率的なの?」という疑問にお答えしたいと思います。
上記の表は「お好きな1カ月間いつでも”JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン」時に、先ほどと同じ羽田ー那覇便でもらえるFLYONポイントを表しています。
そして、前述の運賃および上記のもらえるFLYONポイント(2倍後)から計算したFOP単価です。
結論から言うと、
1)特便割引のファーストクラスで飛ぶと最も効率よくFOPを稼げる(赤○)
2)普通席よりもクラスJの方が効率が良い(これは通常時でも同じ)
3)「特便割引」と「先得」に価格差がある場合は、「先得」を使った方が効率が良い(青○)
ということになります。
それにしてもファーストクラスの「特便割引」を使い、JGC修行僧が目指すJMBサファイア会員を目指した場合、50000FOP÷5320FOP≒9.4回の搭乗でJMBサファイア達成できるなんて、やはり驚異的です。
かつ、初回搭乗ボーナスが5000FOPありますから、実質8.46回の搭乗で達成可。JGC修行僧は絶対に乗りたいキャンペーンですね。
この回数だと2倍キャンペーンが設定できる1ヶ月間での達成が視野に入ると思います。あとは何月が一番安いか?ですね。「お好きな1カ月間いつでも”JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン」の希望月の登録期限は以下の通りとなっていますので、忘れないように注意してください。