陸マイラーHiroが、飛行機に乗らず、全くの0からANAのマイルを貯め始めて、約1年。
図らずもANAではなく、JALの「FLY ON プログラム」にチャレンジ、いわゆる「JGC修行」を敢行することになりました・・・
そこで、私の後にJGC修行を目指す方のために、私から見て体験したJGC修行関連情報を記録として残していきたいと思います。
まずは大原則となる「FLY ON プログラム」から、出来るだけポイントを絞って説明していきます。
FLY ON プログラムとは
「FLY ON プログラム」とは、数多くJALグループ便およびワンワールドアライアンス加盟航空会社に搭乗した人だけが利用できるプログラムです。毎年1月~12月の12カ月間(暦年)に積算されたFLY ON ポイントを貯めることで、「ダイヤモンド」「サファイア」「クリスタル」などのステータスを獲得し、さまざまなサービスを利用することが出来ます。
結論から言うと、JALなら「JGC修行」、ANAなら「SFC修行」と言われる修行僧は、この「FLY ON ポイント」(ANAの場合は「プレミアムポイント」)を獲得するために飛行機に乗り続けるわけです。
このFLY ON ポイントですが、まずハッキリさせておかないといけないことが、多くの方が”マイル”と混同してしまいがちだ、ということです。私も実はそうでした。「マイル」と「FLY ON ポイント」とは似て非なるものです。
誤解を恐れずに超端的にいうと、
「マイル」⇒原則無料で飛行機に乗れる「特典航空券」に変えるために必要なポイント
「FLY ON ポイント」⇒優先搭乗やラウンジ利用など「グレードの高いサービスを受けられる会員」になるために必要なポイント
ということです。まずここを理解してください。
混同される大きな理由が、「マイル」と「FLY ON ポイント」のどちらも「飛行機に乗ることで貯まる」という点です。ここで「マイル」と「FLY ON ポイント」が貯まる仕組みを説明しておきます。
1.JALグループ便およびワンワールドアライアンス加盟航空会社に搭乗する
↓
2.フライトマイルが貯まる(これがいわゆる「マイル」と言われているもの)
↓
3.FLY ON ポイントがフライトマイルを元に自動的に換算され、FLY ON ポイント口座に積算される
↓
毎年1月~12月の12カ月間(暦年)に積算されたFLY ON ポイントや搭乗回数に応じて、翌年4月以降のサービスステータスが決まる(以下の図参照)
↑赤枠のポイント達成で該当するステータスに昇格
ということです。ここまではご理解いただけましたでしょうか。
上記をまとめると、「マイル」+「加算条件」=「FLY ON ポイント」になります。←これ、重要だから覚えてくださいね。
ここで、さらに重要な点を一つ。
あなたを含むこのブログの読者の方は、普段からポイントサイトを利用して「マイル」を貯めていらっしゃると思います。その方々が容易に思いつくのが、
「ポイントサイトで、あるいはクレジット決済でポイントを貯める」
↓
「マイルに交換する」
↓
「貯まったマイルで特典航空券に交換⇒飛行機に乗ってFLY ON ポイントを貯める」
とすれば、簡単にしかもコストをかけずにFLY ON プログラムのサービスステータスを獲得出来るじゃん。と想像することでしょう。
しかし、「マイル」と「FLY ON ポイント」の貯め方で決定的に違うことがあります。
それは、「マイル」はポイントサイトやクレジット決済で貯められますが、「FLY ON ポイント」は必ず「飛行機に乗らないといけない」ということです(マイルをJAL=eJALポイント、ANA=SKYコインに変えて航空券を買うという方法がありますが、ここでは割愛します)。
つまり、特典航空券で乗ったフライトでは「FLY ON ポイント」は貯まらない、ということです。←ここも重要。
ポイントサイトやクレジット決済でマイルを貯め、「いつでも好きな時に飛行機に乗って人生を豊かにしましょう」と、当ブログでも謳っていますし、実際私もそうしているわけですが、この「FLY ON ポイント」だけは、航空券を実際に買って飛行機に乗らないと「FLY ON ポイント」は貯まらないため、サービスステータスも上がらないんですよね。
ではなぜ、お金もかかって、修行と言われるほど飛行機に乗ってまで、「ダイヤモンド」「サファイア」「クリスタル」といった「FLY ON プログラム」のステータスを目指すのでしょうか?
それは、飛行機の予約、搭乗、マイル獲得、ラウンジ利用などで、優先および優遇サービスを受けられるからです。
優先および優遇サービスについてはまた別の記事でお話ししたいと思います。