このブログをお読みいただいているあなたは、きっと海外旅行が好きなはず。よく海外旅行へ行く人も、たまにしか行かない人も、海外旅行に行く時、必ず「あること」を行うはずです。
その「あること」とは・・・
「外貨両替」です。
今回の記事では、「外貨両替を安くしたいなぁ」とお考えの方に「ちょっと待った!その外貨両替でいいの?」という提言をしてみたいと思います。
外貨両替の方法として、大きく分けて以下のパターンがあります。
1.日本国内の銀行で両替する
2.日本(もしくは海外)の空港の両替所で両替する
3.海外でクレジットカード決済する
あなたはどんな両替方法を利用していますか?おそらく、上記のどれかに当てはまるのではないでしょうか。
中でも特に2.が多い。
なぜなら、ついつい「フライトの待ち時間に両替をしておこう」という気持ちになってしまうからです(出国ギリギリまで忘れてた、ということもありますが)。
しかし実は、これらの両替方法は、すべてやってはいけない両替方法だということをご存知でしたか?その理由はズバリ「手数料が高いから」です。そこで、これらの両替手法は、実際、どのくらい手数料を支払っているのか?を調べてみました。
1.日本国内の銀行で両替する
銀行によって、多少の差はあるとは思いますが、三井住友銀行を例にとってみます。三井住友銀行では、米ドル…1米ドルあたり3円・ユーロ…1ユーロあたり4円・英ポンド…1英ポンドあたり11円の手数料が取られます。(三井住友銀行の外貨両替コーナーのホームページより)仮に1ドルが100円の時、手数料は3円/100円で3%になります。
2.日本(もしくは海外)の空港の両替所で両替する
こちらは、関西空港(伊丹空港でも大体同じ)の両替ショップを例にとってみます。
以下の画像は、とある日の両替レート表ですが、販売レート(円⇒ドル)が110.70円、買取レート(ドル⇒円)が105.99円となっています。この中間値が当日のレートと仮定すると、(110.70円-105.99円)/2=2.355円が手数料になります。ドル/円の中間値が108.47円ですから、パーセンテージに直すと、約2.17%になります。
3.現地でクレジットカード決済する
海外でのクレジットカード利用については、為替レートは公表されていません(と思う・・・)。三井住友VISAカードのホームページでも「海外ショッピング利用時のご利用代金明細書に記載される換算レートには、所定の費用を加味したものを表示しております。」となっています。つまり、両替手数料とその他手数料が合算されている、ということです。では、実際のところは?というと、カード利用明細には「為替手数料」「海外事務手数料」などの名称で記載されていることがありますが、その手数料は、約1.6%程度が相場となっています。実額換算すると、ドル/円が100円の場合、1.6円が手数料になる計算です。
まとめると・・・
各両替方法別に、以下の両替手数料が取られるということです。(1ドル=100円と仮定し、1000ドル分両替した場合)
1.日本国内の銀行で両替する・・・3%⇒3000円
2.日本の空港の両替所で両替する・・・2.17%⇒2170円
3.現地でクレジットカード決済する・・・1.6%⇒1600円
自分のお金を等価の外貨に両替するだけで、これだけの手数料が取られるんです。人は海外旅行となると、気分が高揚し、「こんな時だから、少々の損は構わない」という気持ちになりがちです。しかし、1000万円預金して金利が0.001%しかつかないこの世の中(三井住友銀行円預金金利:残高別金利型普通預金金利)。「1.日本国内の銀行で両替する」場合に至っては、3000倍もの手数料が取られるわけです。ありえませんね。
では、どうすれば良いのか?
実は、近年、目からウロコのサービスが誕生しています。上記の3つ以外に、有力な両替方法となりつつあるので、紹介しておきます。
その方法とは、「マネパカード」を利用する方法です。
マネパカードは、海外で使えるプリペイドカードです。カンタンに説明すると、海外旅行に行く前に銀行口座やFX口座からカードに現地通貨でチャージをしておき、現地でクレジットカードと同じように利用出来る、というカードです。
メリットはいくつもある「マネパカード」ですが、まずは最大の特徴である「手数料の安さ」について考えてみます。
マネパカードの両替手数料については、マネパカードのホームページに「円から外貨への両替レートは、パートナーズFXレートに一定のコストを加えたレートで提供しており、加算部分が手数料に相当いたします。」と記載があります。この「一定のコスト」とは、いくらなのか?をマネーパートナーズに問い合わせたところ、約0.8円とのことでした。
加えて「パートナーズFXレート」は、0.003円ですので、約0.803円が手数料ということになります。ドル円が120円の場合、手数料は約0.803%となります。そこで上記と同じように1000ドル両替した場合は、803円が手数料ということになります。そこでもう一度、他の両替方法と手数料を比較してみます。
1.日本国内の銀行で両替する・・・3%⇒3000円
2.日本の空港の両替所で両替する・・・2.17%⇒2170円
3.現地でクレジットカード決済する・・・1.6%⇒1600円
4.マネパカードで両替する・・・0.803%⇒803円
いかがでしょうか。
1.日本国内の銀行で両替する、と比較すると約73%ものコスト削減につながります。2.日本の空港の両替所で両替する、でも約49.8%のコスト削減が可能です。
しかも、マネパカードは、
1.海外のATMから現金を引き出せる
2.クレジットカードと同じように利用出来る
3.年会費、維持管理費無料
4.カード発行時に与信審査がない
5.米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨が1枚で利用可
6.安い為替レート(=円高)の時に両替しておける←これ重要
7.ICカードなのでセキュリティが高く安心して利用出来る
8.購入した商品が破損・盗難した場合でも保険の範囲内で補償してくれる(50万円限度)
などなど、たくさんのメリットがありますので、私も実際に使っていて重宝しています。
私は以前から、海外旅行時の外貨両替や現地でのマネーの利用方法に不満を感じていました。これだけ、IT技術が進み、マネーも電子化しているのに、なぜ外貨両替だけ、いつまでも高い手数料を支払って、現金を手にするアナログな方法なんだろう、と。
しかし、このマネパカードが出現して、その不満は一気に改善されました。マネパカードを発行するのにあなたにはリスクはありません。海外旅行が近づいてきたら発行が間に合わないこともあるので、今、サクッと発行しておきましょう。
ぜひ有効活用していただいて、あなたの海外旅行をより良いものにしてみてください。