「1マイルは一体、いくらの価値があるの?」
そんなあなたの疑問を解決します。この記事を書いているのは、陸マイラー歴5年で、マイルを使いつつ、常にこのくらいはマイルを保有している私が書いています。

マイルがあると、無料で飛行機に乗れることは、みんなが知っている事実。
ほとんどの方にとって、旅行、しかも海外旅行となると、まだまだ高値の花であり、日常ではなく、非日常であると考えられています。実際、私は海外へは100回以上訪問していますが、別世界が広がる海の向こうは、非日常を体験させてくれるワンダーランドになっていて、いつも新しい体験をさせてくれます。
しかし、世界で見ても比較的裕福とされる日本人でさえ、非日常を体験するための海外旅行に必要な海外航空券の運賃は、やはり負担感が大きいと言えるでしょう。
そんな中、あなたを含めた多くの人は、「マイル」があると、無料で飛行機に乗れることを知っています。そうなんです、貯めたマイルを、特典航空券に交換すると無料で航空券を入手できます。無料で海外旅行に行けるなんて素敵な制度ですね。
このようにお得感のあるマイルですが、例えば、「東京~大阪間の特典航空券を発券するために必要なマイルは15,000マイル」という感じで、単位がマイルで計算をします。そこで湧いてくるシンプルな疑問。「貯めたマイルは一体、どのくらい価値があってお得なの?」
1マイルの価値は何円なのか?
そこで、今回は、マイルで特典航空券を入手するという前提で、「1マイルの価値は何円なのか?」を具体的に考えてみたいと思います。
ANA「国内線」特典航空券に交換する場合のマイルの価値を考えてみる
「旅行と言えば沖縄!」
ですよね。

ということで、2月1日に出発する羽田空港から那覇空港までの航空運賃を参考に比較してみます。
なお、すべてエコノミー往復運賃、必要マイル数はすべて18,000マイル(レギュラーシーズン)ですので、運賃をマイル数(18,000マイル)で割ると、1マイルの価値が算出できます。
航空券種類 | 運賃 | 1マイルの価値 |
普通運賃 | 92,180円 | 5.12円 |
ビジネスきっぷ | 81,980円 | 4.55円 |
特割 | 74,580円 | 4.14円 |
旅割21 | 43,980円 | 2.44円 |
旅割28 | 39,580円 | 2.20円 |
旅割45 | 37,580円 | 2.08円 |
※航空券種類や運賃は執筆当時のものとなります。これらの情報は変更になっている可能性があります
旅割21、28、45などは、1マイルの価値がかなり下がりますが、それでも2円以上あります。旅割は、競争率が激しかったり、予約変更が不可など制約もありますし、運賃もハイシーズンだと、さらに割高になるので、1マイルの価値はもう少し上がりますね。ちなみに私が、マイルを使わず航空券を購入する際は、ビジネスきっぷや特割で予約することが多いため、この辺りの運賃が参考になると思います。
ANA「国際線」特典航空券に交換する場合のマイルの価値を考えてみる
では、国際線特典航空券だと、どうでしょうか。国際線だと、すぐにイメージできるのが、
「夏休みに家族でハワイ!」
ですよね。

ハワイへのフライトは、今も昔も憧れのステイタスです。これがマイルで行けたら・・・(行けるんですけど)夢が広がります。
・・・ということで、今度は、夏休みの8月1日(ハイシーズン)に成田空港⇒ハワイへ飛ぶと仮定して、航空運賃から見たマイルの価値を考えてみます。
航空券種類 | 運賃 | 必要マイル数 | 1マイルの価値 |
エコノミークラス | 138,980円 | 43,000マイル | 3.23円 |
ビジネスクラス | 339,520円 | 68,000マイル | 4.99円 |
さらに成田⇒ニューヨークで見てみると・・・
航空券種類 | 運賃 | 必要マイル数 | 1マイルの価値 |
エコノミークラス | 225,020円 | 55,000マイル | 4.09円 |
ビジネスクラス | 822,020円 | 90,000マイル | 9.13円 |
ファーストクラス | 2,113,020円 | 165,000マイル | 12.80円 |
という感じになります。やはり国際線だと、1マイルの価値が大きく上昇することが確認できると思います。
このことから、基本的にマイルの価値は、
・近距離より長距離
・国内線より国際線
・ローシーズンよりハイシーズン
・エコノミーよりファーストクラス
という条件下において、価値が高まっていきます。これを見ると、「海外旅行=マイルで行くとお得」という感覚が理解できるかと思います。そしてこれに気付いた人は必死にマイルを貯めているのです。
特典航空券以外へのマイルの交換はたった1マイル=1円
特典航空券に交換した時の1マイルの価値は、上記に述べた通りです。でもこれだけだと、お得なのかどうか?わかりにくいかもしれませんので、今度は逆に1マイルを現金(に近いポイント)に交換したらどうなるか?を考えてみます。

これは、ANAのマイルをショッピングで利用する際の交換比率を示したものです。この広告は、ANAが運営する「ANAショッピング A-style」での利用を前提にしたものですが、これ以外にも、提携パートナーである楽天スーパーポイントやTポイント、nanacoポイントなどにも交換出来ますが、すべて1マイル=1円です。
前述の通り、マイルを特典航空券に交換したら、1マイル=2.08~12.80円もの価値となったわけですが、ショッピングに利用すると、1マイル=1円にしかなりません。いかにマイルの特典航空券への交換がお得か、がわかっていただけると思います。
ショッピングでカード決済してマイルを貯めていませんか?
では、特典航空券をゲットしたい人にとって、このお得なマイルを効率よく貯めるには、どうすれば良いでしょうか。一般的な考え方として「ショッピングでカード決済しまくる」という方法があります。しかし、実はこれは超非効率なマイルの貯め方なのです。
この方法は、各カード会社が実施しているショッピングの額に応じて、マイルが貯まるというサービスですが、この還元率は、決済額200円で1マイルが相場です。つまり還元率は0.5%。
これだと、沖縄へ行くために必要なマイル(18,000マイル)を貯めるのに、360万円もの金額を決済しないといけません。あなたにとって、360万円のカード決済はたやすいでしょうか・・・仮に沖縄に家族4人でマイルを使って、となると、1440万円分カード決済が必要です・・・。家が買えるレベルの話になってきますね。
しかし、そんなあなたに朗報です。このマイルを効率的に貯める驚愕の方法があります。結論から言うと、その方法とは、「ポイントサイト」の利用です。
以下の記事に詳しく書いていますので、ご興味がある方は引き続き読んでみてください。「ポイントサイト?」と思われた方には驚愕のノウハウになっています。