今この記事を読んでいるあなたはポイントサイトのことを「危険じゃない?」「詐欺じゃない?」「胡散臭くない?」と思っているかもしれませんね。
実際に、私の知人にポイントサイトを利用したマイルを貯める方法を話し始めると、最初は「ふんふん」と聞いているのですが、「年間20万マイル以上貯まるよ」という説明の辺りから、反応が鈍くなり、それから思考停止に陥る・・・そんなケースがほとんどです。
また、実際に年間20万マイル以上貯めている私から、直接聞いた人でさえ、そんなリアクションですから、又聞きした人はさらにリアクションがよくないです。
ある時、私の陸マイラー活動に興味を持った女性が、家に帰って旦那さんに
「ポイントサイトでマイルが貯まるらしいよ!」と言ったら、
「そんなの詐欺に決まっている!危険だからやめておけ」
と、全く理解されなかったようで、私の方に「本当に大丈夫なんですよね?」と改めて連絡があったこともあります。この背景には、詐欺が横行している昨今、「美味しい話には裏がある」と誰もが潜在的に意識しているようです。
しかし、私たち陸マイラーにとって、ポイントサイト利用によるマイル獲得手法は、空気のようにごくごく当たり前になっています。あなたが知らないだけなのです。
私たち陸マイラーは、ポイントサイトが危険なのか?詐欺なのか?などということを改めて考えることもないし、時間の無駄だと理解しています。しかし、今の世の中の反応としては、危険だ、詐欺だ、胡散臭い!と思うのは、仕方のないことなのかもしれません。
特に、ポイントサイト利用について、私たちは獲得したポイントの先に、「マイル獲得」という目的がありますが、そもそも、ポイントサイトは、ポイント⇒現金にも交換出来るので、「無料でお小遣いが稼げます!」的な表現をされることが多いため、余計にそう思われるのかもしれません。
確かに振り返ってみると、私自身、陸マイラーを始めた頃は、同じように不安に感じていました。
これはポイントサイトに限ったことではないのですが、人は初めて知ったことに対して、まずは不安を抱きます。しかし、人が不安になる理由は一つ。人は新しいものに対して、「よくわからない」から不安を抱くのです。
でも、不安なら調べれば良いのです。私は、ネットで相当の時間を費やして、ポイントサイトの危険性や、利用する際の問題点などを調べつくしました。それすらしないで、漠然と「不安だ」ということで、動き出さないのは、相当な機会損失になる、ということはこのブログ読者なら理解していただけると思います。
そこでもう一度、これから陸マイラー活動をされる方のために、ポイントサイトの仕組みを説明しておきたいと思います。
ポイントサイトに至るまでの広告手法の変遷
ポイントサイトを利用すれば、現金にも換金出来るポイントがもらえます。しかも、クレジットカードを1枚作るだけで、10,000円という高額な現金が手に入ったりします。この案件は実際、ノーリスクで、しかもとてもカンタンに10,000円が手に入ることになります。
そうなると、ポイントサイトのことをよく知らないユーザーは、「なんで?」「ポイントサイトはどこで儲けてるの?」
という不安に駆られることになります。
ちなみにポイントサイトを運営する各会社は、上場している企業もたくさんあります。そんな企業が運営しているのですから、儲け方はしっかり考えているはずですよね。
でも、「それじゃ納得出来ない!」という新米の陸マイラーのために、カード発行案件の例を挙げて、もう少し詳しく説明しておきましょう。
まず前提条件として、カード会社は新規会員を喉から手が出るほど、欲しがっています。そして新規会員を募集するために「広告宣伝費」が用意されています。ここまでは普通の会社と同じです。
で、より多くの新規会員予備軍に、カードの紹介をしないといけないわけですが、その広告手法が近年多様化しています。
これまでの常とう手段は「TVでCMを流す」「ネットや雑誌に広告を載せる」などが一般的でした。これらの手法では、TV局やネット、雑誌社に対して、広告枠を買い取るための広告費を支払ってきました。
しかし最近は、これら従来の広告手法に加え、アフィリエイトプログラムというものが出てきました。これは、ブログやホームページ運営者が、カードを紹介して、会員を獲得してくれたら、その紹介者(ブログ、ホームページ運営者)に対して、報酬を支払うというもの。このあたりはご存知の方も多いかもしれませんね。
なぜこのアフィリエイト広告が優れているか?というと、TVのCMや雑誌広告などは、費用が巨額な割に、何人の人が加入してくれるか、実際に広告を打ってみないとわからないのです。つまり、1000万円の広告費をかけても1000人獲得できるか、1人しか獲得できないか、わからないのです。最悪、1人しか獲得できなくても1000万円の広告費は返って来ません。
一方、アフィリエイトは入会してくれた件数に応じて、報酬を支払えば良いので、費用対効果が高いためです。この納得感の高い手法によってアフィリエイト広告の市場は年々大きくなっています。
しかし、これでも物足りなくなったのか、アフィリエイト業界も新たな手を生み出しました。これまでのアフィリエイトは前述の通り、顧客を紹介してくれた「紹介者」に報酬を支払うものでした。
その発展形として、アフィリエイトサイトを利用した顧客がカードを発行したら、「新規にカードを発行した顧客にも報酬を支払う」仕組みが出現したのです。つまり、「紹介者」はもちろん、なんと「顧客本人」に支払う仕組みです。これを「セルフバック」と言います。
アフィリエイト広告の発展形のポイントサイト
私がこのセルフバックというシステムを知った時、かなりの衝撃を受けました。なんて簡単に稼げるんだと。このサービスを利用してから、ネットにおける価値観が変わりました。
そして、ポイントサイトも基本的には、「【顧客本人】に報酬を支払う」という点でこのアフィリエイトのセルフバックと同じ考え方です
例えば、新規会員が欲しいカード会社は、広告宣伝費の一部として1000万円をポイントサイトに支払います。ポイントサイトは、この1000万円を元にカード会員を募ります。
そして、新規顧客がポイントサイトを通じてカードを発行したら、この1000万円から、1万円を新規顧客に支払います。これを繰り返し、仮に700名募集が目標だとすると、700万円支払ったところで、ストップします。この時点で、カード会社は700名新規会員を獲得し、ポイントサイトは残りの300万円を受け取ります(←ポイントサイトの儲けはココ)。ここまでは、何となく理解出来ると思います。
広告の原資はどこから来るの?
今この記事をお読みの方は、「わかったような、わからないような」感覚をお持ちかもしれません。カード会社、ポイントサイト、新規会員の皆が喜ぶ「三方よし」が一見、成立しているように見えますが、感の鋭い方なら、一点不可解な点があると感じておられると思います。
それは、
「そもそも新規会員が欲しいとしてもカード会社がなぜ1000万円を出せるのか?」
また、
「なぜポイントサイトのような紹介者以外にカードを発行した人にも1万円を支払うのか?」
という点です。
カード会社としても、1000万円を支払う以上は、1000万円以上儲からなくてはいけません。でも、上記で説明したスキームでは、ポイントサイトも新規会員もなんら費用負担をしていないですよね。
では、カード会社の儲けはどこから来るのか?を考えてみましょう。
カード会社は、加盟店からの手数料収入と、カード年会費と、会員が支払う金利で、成り立っています。
このうち、加盟店からの手数料収入とカード年会費からの儲けは実際あまり多くありません。
ですが、3つ目の「会員が支払う金利」で、カード会社は大きな儲けを生み出しています。
「リボ払い」という言葉を聞いたことがありませんか?
この「リボ払い」が実にうまく出来た仕組みで、会員がカードを使った後に、カード会社が会員に利用額を請求するわけですが、この請求額を利用額全額(仮に20万円としましょう)でなく、毎月3万円といった一定額のみを支払うことが出来る仕組みです。そして残りの17万円は次月以降に繰り越しになります。
これだけ聞いていると、カード会員にはとてもメリットがあります。毎月の支払の負担が軽くなるからです。しかし、仮に20万円使った月の支払いに3万円しか払わないとすると、残りの17万円には支払金利が発生する仕組みになっていて、
この金利が年間15~18%と超高額なのです。
仮に使った10万円を1年間支払わないでおくと、1年後の支払額は118,000円となり、18,000円の金利収入がカード会社に入ることになります。(ちなみに普通預金に10万円を預けていて付く金利は0.025%、25円です!)
「じゃ、金利が発生しないように期限までに支払えばいいじゃん」
と思われると思います。
しかし、世の中には、この「リボ払い」の仕組みを理解せず、単純に毎月の支払いがラク、というだけで、リボ払いを
利用している人も多く、最近では、そこを突いたカード会社が、最初から「リボ払い」の設定になっているカードも出現しています。
よって、カード会員は知らない間に、この「リボ払い」の金利支払いをさせられているケースが、相当数あるのです。
この仕組みがある限り、
どんどんカードを発行し(カード顧客に新規発行時に1万円を払ってでも)、
どんどん利用してもらい、
どんどんリボ払いで金利を支払ってもらうことで、
カード会社は莫大な儲けを生みだすのです。だから、1000万円という広告費を出すことが出来るのです。
話を戻すと、そのために、ポイントサイトに集客を依頼し、ポイントサイトには紹介料、カード発行者にはポイントという仮想通貨=現金を支払っても、カード会社には有り余るメリットがあるわけです。
こうして、カード会社と、ポイントサイト、そしてポイントサイトを利用する私たちがいて、成り立っているまっとうなビジネスですので、ポイントサイトは、決して怪しい、胡散臭い、危険なサービスではないのです。
この記事をここまで読んでいただいた方には、ポイントサイトの中でも最も安心出来て人気のある、おすすめのポイントサイト=ハピタスを紹介します。
このハピタスは、上場こそしていませんが、他のポイントサイトより、同じ案件でもポイント数が比較的高いサイトで、
陸マイラーの中では、必須のポイントサイトとなっています(もちろん、私もメインで利用しています)。
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