今回の記事は、マイル獲得と関係ありませんが、ちょっとお伝えしておいた方が良いと思ったので、記事にしてみました。
空マイラー、陸マイラーに限らず、飛行機の旅が好きな方は、その楽しみの一つとして、「空港ラウンジの利用」があるのではないでしょうか。
搭乗口付近の待合の喧騒を離れ、ゆったりとソファーでくつろぎ、無料でドリンクや軽食をいただける。そんな空港ラウンジのサービスにワクワクしたことが一度はあると思います。
そして、このサービスを常時受けられるようになる各航空会社のステイタス会員に憧れる方も多いと思います。その証拠に、ANAならSFC、JALならJGCといったラウンジサービスを利用できるステイタス会員資格を獲得するために、SFC修行や、JGC修行と言われる苦行に近いレベルで、飛行機に乗り続ける人がいるくらいです。
このように飛行機に乗る人を魅了するラウンジ。一体どのようなシステムになっているのでしょうか?
実は一口に「空港ラウンジ」といってもいろいろあって、ゴールドカードやプラチナカードで入れるラウンジや、航空会社が運営していて、各航空会社のステイタス会員資格を持っていたり、ビジネスクラス・ファーストクラスなどの利用者のみが入れるラウンジなどがあり、利用者のステイタスによって入れるラウンジが異なります。
そんな中、1枚持っていれば、各航空会社のステイタス会員資格を持っていなくても、世界120ヵ国400都市の700ヵ所以上ものラウンジに入れてしまうという魔法のカードがあります。それが「プライオリティパス(Priority Pass)」です。
ちなみにプライオリティパスの会員でも、3ランク設定があって、
上位から
・プレステージ会員(399ドル)
⇒すべてのラウンジを何度でも無料で利用可能
・スタンダードプラス会員(249ドル)
⇒10回分の利用が無料。10回目以降は27ドル/回が必要
・スタンダード会員(99ドル)
⇒利用するごとに27ドル必要
に、分かれているのですが、プレステージ会員になると、
プライオリティパスで利用可能なラウンジがすべて無料で利用が出来ます。
このステイタスは、飛行機や空港、旅行が好きな方なら、喉から手が出るほどほしいステイタスかと思います。しかし、そのステイタスのためには、年間399ドル(120円換算で47,880円)が必要です。「ラウンジは利用したいと思うけれど、さすがにこの金額にはためらうな・・・」という人も多いはず。
しかし、諦めてはいけません。実はこのプライオリティパスを付帯サービスとしているクレジットカードがあります。しかしながら、プライオリティパスのサービスが付帯しても、クレジットカード自体の年会費が30,000~350,000円と高額な「プラチナ」クラスのカードに付帯していることがほとんどです。
そんな中にあって、すぐに発行が可能であって、年会費が20,000円以下で、プライオリティパスのプレステージ会員が無料で付帯してくる代表的なカードが3つありますので紹介しておきましょう。
1.MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費20,000円(税抜))
2.セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費20,000円(税抜))
3.楽天プレミアムカード
(年会費10,000円(税抜))
この中で、もっとも年会費が安いのが、「楽天プレミアムカード」です。家族カードにはプライオリティパスを発行できない、コンシェルジュサービスが付帯しない、などの制約はありますが、プライオリティパス取得が最大の目的であれば、楽天プレミアムカードで良いと思います。ちなみにカード発行をする場合は、少しでもポイントを貯めるためにハピタスなどのポイントサイトを経由して発行するようにしてください。
なお、このブログのタイトルにもなっている楽天プレミアムカードで、プライオリティパスを発行する時の注意点ですが、楽天プレミアムカードを発行すると、同時に発行出来るETCカードのように自動的に発行され、カード会社から送られてくるわけではありません。具体的には楽天プレミアムカードを発行した後、プライオリティパスを別途発行依頼をかけないといけませんので、「もう飛行機に乗る予定旅行が間近なんですけど」という人は、発行が間にあわない場合もありますので、申込みはお早めに。
それから、すでに楽天プレミアムカード経由のプライオリティパスを持つ方への注意点ですが、発行後2年経つと、楽天カード会社から更新の案内が届きます。しかし、ここでもクレジットカードの更新の時のように、自動的に新しいカードが届くのではなく、プライオリティパスに関しては、自分で更新手続きをインターネットで行う必要があります。
しかも、注意したいのが、更新月の約半年前に「更新の案内」がメールで届きますが、「更新を忘れてはいけないので今すぐやっておこう」と思って、仮にその場ですぐに更新手続きをしてしまわない、ということです。更新後の有効期限は、元々設定されていた更新月(=半年後)から、また2年ではなく、更新を行った月から2年となってしまい、更新前の有効期限を半年無駄にしてしまう上に、メインのクレジットカード(この場合は楽天プレミアムカード)の更新月とズレが生じることがあります。
実はこれ、私の体験談なのですが、クレジットカードなら早めに更新手続きをしても、更新月がズレることにはならないので安心(油断?)していた上に、しかも何かの手続きに関しては、いつもギリギリにしか手続きしないのに、ご丁寧に今回は、半年前というかなり早い段階で、手続きをしてしまったことで、私のプライオリティパスは半年分有効期限が短くなってしまいました。(もちろん、更新月からは同じ2年間です。これ自体が短くなるということはありません)
今回の記事でお伝えしたかったことは、このプライオリティパスに関する発行時や更新時の注意点についてです。安く手に入るサービスなので多少の不便は仕方ありません。これらの注意点を事前に十分認識したうえで、楽天プレミアムカードを発行すれば、プライオリティのステイタスは問題なく獲得出来ますので、ぜひお持ちでない方は発行を。よく空港を利用される方は、楽天プレミアムカードは死蔵していても、プライオリティパスで年会費を上回るステイタスや利便性を得ることが出来ると思います。
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