【JGC修行】JGC修行とは何か?無理をしてまで飛行機に乗り続ける理由とメリットとは?

 

JGCって何の略なの?

JGC修行って良く聞くけど、詳しく教えてほしい。

 

こんな悩みをお持ちの方にお答えします。

 

私は2016年にJGC修行を解脱し、JALグローバルクラブ(JGC)会員の仲間入りをしているので、この記事の信頼性担保になると思います。

 

この記事を読むと、JGCって何?JGC修行とは?ということが理解できます。3分程度で読めると思うので、ご関心があれば読み進めてみてください。

 

JGCとは?

 

まずは、マイルブログでよく使われている「JGC」とは何か?を知っておかねばなりませんね。JGCの正式名称は「JALグローバルクラブ」といいます。この略称を「JAL GLOBAL CLUB=JGC」と呼んでいます。JALグローバルクラブは、JALグループ便をよく利用している顧客に対して、特別なサービスを提供する会員組織です。

 

JALグローバルクラブ(JGC)入会資格

 

JGCへの入会資格は以下の3つ。

1)1~12月の12カ月間にJALグループ便ならびにワンワールドアライアンス加盟航空会社便にJMB(JALマイレージバンク)のマイル積算対象運賃で搭乗すると積算される「FLY ON ポイント」が50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ONポイント以上の搭乗実績があること。

 

2)JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを所有すること。

 

3)JALグローバルクラブ規約を遵守すること。

 

つまり、1月~12月までの1年間の間に50,000フライオンポイント(=FOP)を貯めるか、50回以上の搭乗+15,000FOPという条件を達成する必要があります。

 

JGC修行とは?

 

JGC会員資格を得るためには、上記の通り、フライトすることによって貯まるFOPを貯める必要があります。しかし、50,000FOPあるいは50回以上の搭乗を1年間の間に達成するとなると、簡単なようで結構ハードルが高いです。

 

例えば、国内線で最も乗客の多い、東京-大阪間のフライト(片道)で考えてみます。

 

(通常料金280FOP ×国内線2倍)+搭乗ボーナス400FOP=960FOP

 

東京-大阪間のフライトをすると、貯まるFOPの計算は上記となります。仮にこのフライトだけで50,000FOP貯めるとすると、(50,000FOP÷960)=52回搭乗=26往復する必要があります。

 

しかも、52回の搭乗を1年間の間に達成する必要があります。結構大変ですよね。また、フライト回数も大変ですが、費用の方も大変です。

 

東京-大阪間の運賃は、ビジネスきっぷで片道16,500円。52回搭乗すると、858,000円必要となります。

 

出張族なら、何てことないフライト回数および運賃なのかもしれませんが、これを普段飛行機に乗らない人や乗っても年数回という人が、JGCを目指すとなると、結構無理をしないといけないことは理解していただけると思います。

 

この「無理をしてまで飛行機に乗り、FOPを貯める」という行為が「修行」と言われている理由です。

 

JGC修行するとまず到達するのがサファイア会員

 

1年間で50,000FOP、あるいは50回搭乗(+15,000FOP)ものフライトをこなす必要があるJGC修行。時間的にも費用的にもかなりの負担を強いられるJGC修行をやる理由やメリットって何なのでしょうか?

 

登録すると、JALのマイルが貯まるJALマイレージバンク(JMB)会員は、そのランクによって、特別なサービスを受けられます。

 

JGCを目指し、50,000FOPあるいは50回搭乗(+15,000FOP)を達成すると、同時に、JMBサファイア会員資格を得られます。このサファイア会員になると、以下のような特典があります。
※私がよく使うものやメリットがあるな、と感じているものを抜粋

・会員専用予約デスク
→電話をかけた時待たされる時間が少ないのでストレスが減ります。

 

・優先キャンセル待ち
→予約したい便をとりあえずキャンセル待ちを入れておけば、優先的に回してくれます。

 

・前方座席指定サービス
→一般客だと座席指定できない前方の座席指定が可能です。早く降りれるので楽

 

・マイルUPボーナス
→JALグループ便に搭乗すると通常マイルに加え、105%のマイルが付与されます。普通にありがたい。

 

・専用カウンターでのチェックイン
→GWや盆、年末年始など、空港が混み合う時期でも、待ち時間なしでチェックイン可能。これは便利。

 

・プライオリティバッゲージサービス
→降機してからターンテーブルで荷物を取るとき、優先して出てくる。フライト後に急ぐ時などにとても助かります。

 

・手荷物許容量の優待
→通常に加え20kgが認められます。大荷物の時に助かります。

 

・ファストセキュリティレーンの利用
→いわゆる手荷物検査場を専用レーンで通過できるため、待ち時間が軽減されます。

 

・空港での優先搭乗
→メインの特典。飛行機に一般客より早く乗れます。早く乗ると荷物を置きやすいです。

 

・航空会社ラウンジを使える
→JAL専用ラウンジ「サクララウンジ」を使えます。搭乗までゆっくりできるのでありがたいです。

 

このようにサファイア会員になると、空港での滞在やフライトで、かなり快適なサービスを受けることができるようになります。

 

JGC修行をしてまで得られる最大のメリットとは?

 

JGC修行をして50,000FOPあるいは50回搭乗(+15,000FOP)を達成すると、まずサファイア会員になります。このサファイア会員の特典サービスは、実はJGCとほぼ同じ内容の特典サービスとなっています。

 

じゃ、サファイア会員のままでいいじゃないか。

 

と思われると思いますが、JMBサファイア会員の資格は、条件を達成した翌年の1年間のみ有効なのです。したがって、毎年サファイア会員の特典サービスを受けるには、毎年、達成条件をクリアする必要があります。これは普通の人にはなかなかしんどい。

 

しかし、一度サファイア会員になると、いよいよJGCへ入会できるのです。

 

で、JGCのメリットは?

 

はい、まず前述の「JGC入会資格」でも書いた通り、

2)JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを所有すること。

 

JGC会員になるには、このうちどれかのカードを所有する必要があります。そしてこれらのカードの年会費は以下の通り有料となっています。

 

では、JGC修行をしてまでJGC会員にこだわるメリットは何か?というと、「このカードの年会費を払い続けるだけで、半永久的にJGC会員を維持できる」ことに尽きます。

 

毎年、サファイア会員を維持しようとすると、毎年、通常500,000万円以上のコストと、フライトをこなす時間が必要ですが、JGCなら、最低CLUB-Aカードの10,800円を支払っていれば、ずっとJGC会員でいられるのです。

 

これが、1年間、苦行をしてでも、飛行機に乗り続けるJGC修行を行う理由でありメリットです。

 

【コツ】JGC修行を始めたら、先にカードを発行しておこう

 

年間50,000FOPあるいは50回搭乗(+15,000FOP)のJGC会員(同時にサファイア会員)になるための条件を満たすために、JGC修行を始めたら、まずは先にカードを発行しておきましょう。

 

その理由は、条件を達成してJGCになる時に、前述のJGC会員専用のカードを発行する必要があるのですが、JGC会員になる時に新規発行するよりも、「事前に同じタイプのカードを持っていた方が、手続きがスムーズだから」です。

 

ですので、先にJGC会員になった後のことを考えて、カードの種類やカードブランドを決めておきましょう。ちなみにカード種類に特にこだわりがなければ、私も持っている、CLUB-AカードでVISAブランドで良いと思います。